レビン28年落ち・20万km ・100万超
「カローラ」、「スプリンター」って、よく似た車だと長い間思っていました。
異なる販売系列店で取り扱うために、ブランドを分けていたのを知るまで時間がかかりました。
だいたい「カローラ」、「スプリンター」といえば、サラリーマンが乗るファミリーカーのイメージ大です。
ところが、「カローラ」、「スプリンター」の"派生"(?)であるはずの「カローラ・レビン」、「スプリンター・トレノ」
はまったく違うスポーツカーでした。
若者でもがんばれば手の届く価格帯で、”走り屋”のこころに火をつけた感じです。
ここで話しているレビンは1983年(昭和58年)から1987年(昭和62年)にかけて発売されていた4代目のことです。
私は乗っていませんでしたが、先輩が乗っていたので、興味はありました。
初めて見たときは、
「パトカーか?」
「パンダみたいだ」
こんな感想を持ちました。
白と黒のツートンカラーがイメージカラーで、「レビン」といえば今でもこのボディカラーでした。
1600CCしかないのに、すごいパワー(130psくらい)がありました。
当時、ホンダから「シティ・ターボ」が発売され、”100ps”のパワーが凄かったことをよく覚えています。
この「シティ・ターボ」を上回る馬力と聞いただけで、そのパワーが十分にわかります。
よく「ハチロク」と呼ばれていましたが、「AE86型」エンジンを搭載していたのです。
このころは、「DOHC」、「ツインカム」と聞くだけで、「速そっー!」という感じです。
価格の安いレビンは「AE85型」エンジンを積んだ、1500CCのSOHCです。
「DOHC」と「SOHC」、響きがまったく違います。
当然人気は86(ハチロク)に集中しました。
ただ、86(ハチロク)に乗る人は、速く走ることが目的だったので、事故もよくしていました。
一方、85(ハチゴ)に乗っていた人は、割とおとなしめに乗っていたようです。
ベースは同じなので、後に86(ハチロク)エンジンを85(ハチゴ)に載せ替えたりもあったようです。
FR(後輪駆動)だったのも、人気の一つかもしれません。
先述した「シティ・ターボ」はFF(前輪駆動)で、結構あぶない状況がありました。
下手なくせによく飛ばして、ハンドル操作を誤っていたのです。
(友人も2回、こけました)
さて、この86レビンですが、今でも人気です。
中古車市場で、28年落ち、20万km超 で100万円以上の値段がついているものもあるのです。
どの車も走行距離が長いのが特徴ですね。
それだけよく乗られていた車なんでしょう。
30年近くもたって、まだ価値が残っているのですから、86はスゴイ名車です。
その86「ハチロク」が生まれかわって登場するのですから、楽しみです。
2012年4月6日からいよいよ発売されます。
エンジンは2000CC、当然のFR駆動。
富士重工業(スバル)得意の水平対向エンジンが搭載されています。
気になるパワーですが、馬力200psということですが、これは車体に搭載した状態の数値です。
先代86(ハチロク)はグロスで130psです。
おそらく、同じグロスで測定すれば、235psくらいの馬力があるので、そのパワーがよくわかります。
はじめから改造を前提にしたタイプの車両価格は200万円を切っています。
最上級車でも、305万円です。
月間の目標台数は1,000台ということですが、もっと売れるでしょう。
86(ハチロク)が注目されると、4代目86(ハチロク)も必ず脚光を浴びます。
そうすると、86(ハチロク)の価格相場も上昇するでしょう。
ガレージに86(ハチロク)が眠っている人は、チャンス到来です。
あなたのまわりに86(ハチロク)がないかチェックしましょう。
いずれにしても、わくわくするスポーツカーの久々のデビューは楽しみです。
ただ、スポーツカーなのに、
『JC08モード走行燃費13.4km/Lを実現』
とかいうのは、さみしい気がしてなりません。
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2012年2月3日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:クルマ雑記