電気自動車の普及は燃費の悪化を招く
ガソリン価格がほんの数円上がるだけで敏感に反応する人がいます。
それも割と多数派を占めているのです。
月に何回か給油していれば、ガソリンの相場が感覚的に身についています。
スーパーでキャベツの価格の妥当性がわからない旦那さんも、ガソリンの店頭価格の妥当性は判断ができます。
頻繁に価格情報に触れていれば、価格がどう変動してきたか理解できるものなのです。
ガソリン価格が急騰したら遠出をひかえ、30リッターだけ入れておこうとか考えます。
必要以上の給油は抑えようという意識がどこかしら働くものです。
急加速や急ブレーキに気をつけて、燃費よく走ろうともするでしょう。
”出費”が目に見えていると、ムダを減らそうという行動をとるのです。
しかし今後、電気自動車が普及するにつれ、こういう節約行動が減ってしまう可能性があります。
私もよく使っているのですが、充電式の乾電池は重宝します。
電池の残量がなくなっても、コンセントから充電できるのでムダがありません。
電池の処分にも困りませんし、一度購入すれば何百回と使えます。
最初は少し高くても、あとはお金がかかりません・・・・
これは大きな勘違いです。
家のコンセントから充電すれば、当然電気を消費しているので、電気代がかかっています。
使った電気代をその場で払えば、”電気代がかかっている”と認識できます。
残念なことに、毎月まとめて支払いをしているのでそんな意識にはなれません。
同じようなことが電気自動車でも起こるような気がするのです。
”電気スタンド”で充電すればコスト意識ももてるでしょうが、
自宅で充電するといくら分充電したのかわかりにくくなります。
他で使用する電気と合算してしまうでしょう。
消費する金額があいまいだと、節約運転から遠ざかります。
多くのドライバーが同じような行動をとれば、膨大なエネルギー浪費にもつながりかねません。
せっかく再生可能エネルギーで電気を作っても、こういうところでムダ使いをしてはもったいない話です。
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2012年1月27日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:クルマ雑記